研究設備 Equipment

当研究室では、研究活動を支える豊富な実験装置が整備されており、学生たちは高度な機器を用いた実験を通じて実践的な技術を習得することができます。測定装置や分析装置などを活用し充実した研究を展開しています。

Experiment equipment 試験装置

バブリング流動層New!
高さ約2メートルの反応管を備えたバブリング流動層を設置しました。下部から空気や反応ガスを吹き込むことで、粒子層を流動化させ、均一な反応場を実現できます。廃棄物燃焼実験などへの活用を期待しています。
ドロップチューブ炉
実機のボイラに近い条件で噴霧燃焼を模擬した反応器です。灰付着挙動や燃焼特性の評価に使用しています。
バッチ式縦型管状炉
電気炉の昇降が可能で、試料を急速に加熱できるため、等温燃焼やガス化挙動などの基礎研究が行えます。
熱天秤
水平差動方式を採用して、雰囲気ガスの流量による影響も小さく、示差熱と熱重量の同時測定が可能です。
熱機械分析装置
加熱過程における荷重に伴う試料の収縮変位を検出する装置です。
燃料電池評価試験装置
セラミック製のホルダにボタン形固体酸化物燃料電池を設置し、単セルの性能評価及び耐久実験に使用しています。
新NOx還元装置
カルシュウムフェライト系化合物へ連続バイオマスチャーの供給が可能な新NOx還元装置は開発中です!お楽しみに!

Analytical equipment 分析装置

走査式電子顕微鏡
ナノメートルレベルの微細構造を観察します。EDXに併せて試料の元素組成を定性/定量的に分析可能です。
元素分析装置
燃焼法に基づく有機物の元素分析を行う装置です。石炭、バイオマス、廃棄物などに含まれる有機元素(C,H,N,S)の定量分析に利用されています。
ガス分析装置
排ガス組成の分析に用います。本研究室は排ガス種類に応じて多様な機種を取り揃えております。
接触角測定装置
基板と試料の濡れ性を測定する装置です。CCDカメラを搭載し、画像解析により接触角の経時変化を定量的に評価することが可能です。
比表面積・細孔分布測定装置
ガス吸着法に基づく定容法で比表面積と細孔分布を測定する装置です。3つの測定ポートを備え各ポートで独立に同時測定が可能です。
エネルギー分散型蛍光X線分析装置
前処理を行わず固体試料をそのまま用い、微量元素を手軽に非破壊で分析することができます。
ICP発光分光分析装置
ppm〜ppbレベルの高感度な測定により、液体試料中の金属・半金属元素の精密な分析が可能です。