NARUSE LABORATORY 成瀬研究室 東海国立大学機構 名古屋大学大学院工学研究科 
機械システム工学専攻 環境・エネルギー工学研究グループ

環境調和型でかつ高効率な変換技術

の開発に取り組む。

持続発展可能な物質循環型社会

の創成を目指す!

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新着情報 News

2025/04/04メンバー
新しいM1の4名とB4の4名が配属されました!今年度からよろしくお願いいたします。
2025/03/25研究室活動
追いコンを行われました!M2の7名とB4の5名が卒業されました!
2024/12/18研究業績
D1の田内希さんが京都で行われた日本エネルギー学会第20回バイオマス科学会議で発表しました!発表内容:バイオマス燃料の流動層燃焼炉における灰凝集評価
2024/12/18研究業績
M2の長谷川翔一君が京都で行われた日本エネルギー学会第20回バイオマス科学会議に参加し、成果発表を行いました!発表内容:充填層ガス化炉における木質バイオマスのCO2ガス化特性
2024/12/18研究業績
M1の高橋広大君が京都で行われた日本エネルギー学会第20回バイオマス科学会議に参加し、成果発表を行いました!発表内容:多種バイオマス燃料の燃焼挙動の解明とそのモデル化
2024/11/25研究業績
M1の米田拓真君が大阪で行われた第62回燃焼シンポジウムで発表しました!発表内容:バイオマス燃焼過程における微量元素放出挙動
2024/11/21研究業績
松成祥平さんがベトナムで行われた12th Asian Conference on Biomass Scienceで発表しました!発表内容:Elucidation of evolution behaviors of char combustion for various types of biomasses by reaction kinetic analysis
2024/11/21研究業績
渡邊宏満さんがベトナムで行われた12th Asian Conference on Biomass Scienceで発表しました!発表内容:Elucidation of mechanisms of biomass pyrolysis behaviors
2024/11/12研究業績
D2の鄭振傑さんが奈良で行われたThe Second Symposium on Carbon Ultimate Utilization Technologies for the Global Environment (CUUTE-2)に参加し、成果発表しました!発表内 容:Effect of temperature on degradation behaviors during CO2 and H2O gasification reactions of coke
2024/10/30研究業績
D2の鄭振傑さんが高松市で行われた第61回石炭科学会議に参加し、成果発表しました!発表内容:高温でのコークスのガス化反応過程における粉化挙動
2024/09/18研究業績
M2の長江隼介君が大阪で行われた日本鉄鋼協会第188回秋季講演大会に参加し、成果発表しました!発表内容:カルシウムフェライト系化合物による窒素酸化物の還元反応速度
2024/09/11研究業績
M2の伊藤典紘君が北海道で行われた化学工学会第55回秋季大会に参加し、成果発表しました!発表内容:木質バイオマスのCO2ガス化特性に及ぼすCO2濃度の影響
2024/09/11研究業績
M1の川辺昇君が北海道で行われた化学工学会第55回秋季大会に参加し、成果発表しました!発表内容:バイオマスガス化模擬ガスによる固体酸化物燃料電池の発電特性
2024/09/11研究業績
M2の尾上隼翔君が北海道で行われた化学工学会第55回秋季大会に参加し、成果発表しました!発表内容:産業廃棄物処理炉内における灰付着制御
2024/09/09研究業績
M1の新居大生君がつくば国際会議場で行われた第35回廃棄物資源循環学会研究発表会に参加し、成果発表しました!発表内容:産業廃棄物処理炉内における灰付着機構の解明とその制御
2024/09/08研究業績
義家先生が愛媛大学で行われた日本機械学会2024年度年次大会に参加し、成果発表しました!発表内容:廃棄物燃焼の窒素酸化物放出における排ガス循環の影響
2024/09/04研究業績
D2の鄭さんがChangsha(中国)で行われたThe 9th Asia Steel International Conference (Asia Steel 2024)に参加し、成果発表しました!発表内容:Degradation behaviors during CO2 and H2O gasification reactions of coke at different temperatures
2024/08/08研究業績
M2の加田航平君が福岡大学で行われた第32回日本エネルギー学会大会に参加し、成果発表しました!発表内容:廃プラスチックおよび木質バイオマスによる酸化鉄の還元挙動
2024/08/08研究業績
M2の向本舜君が福岡大学で行われた第32回日本エネルギー学会大会 に参加し、成果発表しました!発表内容:産業廃棄物によるエネルギーリカバリ時の灰溶融挙動および灰付着制御
2024/07/19研究室活動
王雨鑫さんが工学博士学位を授与されました!
2024/06/17研究業績
D2の松成祥平さんが京都で行われた日本機械学会第28回動力・エネルギー技術シンポジウムに参加し、成果発表しました!発表内容:速度解析論による多様なバイオマス粒子の揮発分放出挙動の解明
2024/03/13研究業績
植木先生が東京理科大学で行われた日本鉄鋼協会第187回春季講演大会に参加し、成果発表しました!発表内容:コークスの水蒸気ガス化反応における粉化挙動
2023/07/25研究室活動
成瀬研の引っ越し作業は無事に完了しました!
2020/03/06研究室活動
2020年度新B4研究室見学行いました。集合場所:機械学科実験棟1階107号室
2017/03/06~08研究業績
化学工学会第82年会にて発表しました!
L123 廃プラスチックスの水蒸気ガス化場におけるタールの生成・消滅挙動、(広大)○(正)布目陽子、(名大)(学)鈴木敏矢、(学)Nedjalkov Ivan、(正)植木保昭、(正)義家亮、(正)成瀬一郎
L303 廃棄物燃焼における初期熱分解ガスの発生挙動及び分析、(名大院工)○(正)義家亮、(学)井寺涼、(名大未来材料)(正)植木保昭、(正)成瀬一郎
2016/11/23~25研究業績
恩田雅臣、森下順風、渥美翔太が第54回燃焼シンポジウムにて発表しました!
"石炭の酸素吸着特性に及ぼす石炭性状の影響", 恩田雅臣、植木保昭、義家亮、成瀬一郎
"微粉炭燃焼ボイラでの灰付着特性に関する混炭燃焼の影響", 森下順風、植木保昭、義家亮、成瀬一郎
"石炭ガス化プロセスでの微量成分の粒径別濃度評価", 渥美翔太、植木保昭、義家亮、成瀬一郎
2016/10/26~27研究業績
浅井良介、坂井田雅哉、松山達也が第53回石炭学会会議にて発表しました!
"流動層を用いた石炭のOxy-Fuel燃焼挙動の解明", 浅井良介、植木保昭、義家亮、成瀬一郎
"排ガス中水銀の吸収機構の解明", 坂井田雅哉、植木保昭、義家亮、成瀬一郎
"微粉炭燃焼過程における灰生成機構の解明", 松山達也、植木保昭、義家亮、成瀬一郎

私達について About us

5つのグループに分けて研究を行っています!

01灰付着

バイオマスや廃棄物などの固体燃料を燃焼させるボイラでは、燃料に含まれる灰分の一部が溶融または気化し、ボイラ内の伝熱管に付着することがあり、これによりスラッギングやファウリングと呼ばれる問題が発生します。この問題はボイラの総合熱効率を低下させるだけでなく、ボイラーの補修期間の延長を招くこともあります。近年では、蒸気温度のさらなる高温化や、廃棄物やバイオマスとの混焼が導入されつつあり、これらの要因によりボイラ環境での灰付着のリスクが増大しています。そこで、本研究では伝熱管表面における灰付着のメカニズムを解明し、伝熱管表面の改質技術の一つである溶射法を用いた灰付着制御技術を提案します。
テーマの例:

  • バイオマス燃料の流動層燃焼炉における灰凝集の評価と制御
  • 産業廃棄物によるエネルギーリカバリ時の灰付着制御に関する研究
  • バイオマス燃焼における灰付着挙動

伝熱管に灰付着の写真 伝熱管に灰付着イメージ図
02燃焼挙動

固体燃料には石炭のほか、木質バイオマス、下水汚泥、廃棄物、ごみ固形化燃料(RDF)等があります。このような低品位燃料からエネルギーを製造するための有効利用法の一つとして、直接燃焼による熱回収法が挙げられます。近年の“地域分散型電源”としての廃棄物の焼却発電施設への期待の高まりとともに,ごみ焼却技術に係る研究開発の重要性が増しています。これを実現するためには、最適な燃焼炉を設計する必要がありそのためには、使用する可燃性廃棄物の基礎挙動を把握することが不可欠になります。
テーマの例:

  • 多種バイオマス燃料の燃焼挙動の解明とそのモデル
  • バイオマス燃焼過程における微粒子・微量成分の生成挙動解明
  • 廃棄物燃焼過程のNOx生成挙動に及ぼすEGR効果

03ガス化挙動

ガス化とは少量の空気を導入して部分燃焼させ、その生成ガスと残渣であるチャーとを反応させ、CO2とH2を生成する技術です。バイオマスは化石燃料と比較してエネルギー密度が低いことに加え、地域偏在性があるといった課題が存在しているので、バイオマスの利用法として,比較的小規模でも効率よくエネルギーが取り出すことが可能なバイオマスガス化技術が重要になります。この研究グループではバイオマスのガス化挙動の解明を目的としてガス化過程の熱重量分析および生成ガス組成変化の評価を実施しています。また、ガス化過程に伴い放出される微粒子や微量成分の挙動解明にも取り組んでいます。
テーマの例:

  • 木質バイオマスのCO2ガス化挙動におけるCO2濃度依存性に関する研究
  • 各種熱硬化性樹脂のガス化挙動
  • バイオマスガス化過程における微粒子・微量成分の生成挙動解明

04金属生産

鉄鋼業は低炭素化を実現するための大きなカギになっています。日本国内の鉄鋼業では石炭を還元材や熱源として大量に使用しているため,多量のCO2を排出しており、国内CO2排出総量の約12%を占めています。その中,焼結機,コークス炉および高炉といった製銑工程からのCO2排出量が製鉄所全体の約70%を占めています。高炉法を用いた水素還元製鉄は、高炉で使用するコークスの一部を水素に代替する方法です。高炉内の水素還元方法やコークスの代わりに廃プラスチックや木質バイオマスの利用等が期待されています。また、焼結プロセスは製鉄所における最大のNOx排出源と言われているので焼結プロセスに向けたNOx削減も重要になっています。
テーマの例:

  • コークスのガス化反応過程における粉化および灰粒子挙動
  • バイオマスタールを用いたカーボンニュートラルコークスの製造
  • カルシウムフェライト系化合物へ連続バイオマスチャー供給による新NOx還元装置の開発

05熱電併給

地域に分散しているバイオマス資源を地産地消的に利用するため、バイオマスガス化と固体酸化物燃料電池(SOFC)の組み合わせたシステムの開発に取り組んでいます。ガス化生成ガスであるH2、COやCH4をダイレクトにSOFCへ供給し、速やかに電力を作ります。一方、SOFCの排気ガスには大量の熱が含まれるため暖房や湯に利用できます。本グループは実験室規模のガス化炉によって生成した合成ガスの性状を評価したり、混合ガス中微量成分によるSOFCの劣化挙動解明しており、また混合ガス中のCOのSOFCの発電特性等の解明も行っております。
テーマの例:

  • バイオマス資源を燃料とする小型熱電併給システム
  • 固体酸化物燃料電池へのバイオマスガス化ガス導入に伴う燃料極の劣化挙動に関する研究